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映像制作ディレクションの流れと現場の仕事【企画から納品まで】
2022/12/09
2024/08/22
現場での映像ディレクション経験をもとに、映像制作にあたっての企画・撮影準備と、撮影本番のポイント、編集から納品までの流れを解説します。
目次
映像制作 全体の流れ
動画制作の大まかな流れは、「企画、撮影準備、撮影、編集、納品」となります。
映像制作の流れ1【ヒアリング】
ヒアリングの目的は、クライアントの抱える課題を整理し、課題解決に最適な企画提案に繋げること。
まずはヒアリングシートを使ってプロジェクトの要件を整理しましょう。
ヒアリングで重要なことは、動画を作る目的を整理すること。目的が明確になることで、目的を達成するためにはどのようなターゲットに訴求すれば良いのか、ダーゲットに訴求しやすい掲載・配信場所はどこか?が決まってくるためです。
映像制作の流れ2【企画】
ヒアリングの内容をもとに、クライアントの課題解決のためにどのような動画を制作するのかを検討し、企画書を作成します。
雨天時の予備日を抑える
屋外ロケーションの場合、雨天時の予備日の忘れずに押さえておきましょう。撮影3日前にはプロデューサーが決行・延期の判断をします。
縦で撮るか?横で撮るか?
SNSで発信することが目的であれば、縦動画(横9:縦16)も検討してみましょう。
横で撮影したものを縦動画として編集することは可能ですが、縦で撮影したものは横には使えないので、縦で撮ると決めた場合にはクライアントに要確認。
モデルブッキングのタイミングは?
企画段階ではまだモデルのブッキングは不要です。企画提案の場面で、モデルのコンポジを見せながら先方の希望も探っていきます。
事務所所属のモデルの場合は、コンポジを事務所から受け取りますが、無所属のモデルの場合は自分で作っておくと◎
参考動画の探し方
参考動画は動画投稿サービスやSNSなどで探します。見つけた動画はPintarestなどでストックしておくと便利です。
映像制作の流れ3【絵コンテ】
企画の方向性が固まったら絵コンテを作成します。絵コンテはイラストに限らず、イメージしている構図に近い写真を活用しても良いでしょう。
映像制作の流れ4【スタッフィング】
プロデューサーが撮影に関わるスタッフを選定します。
特に映像の仕上がりを左右するのがビデオグラファーの選定。ビデオグラファーの得意な表現やこれまでの経験から、企画に最適な人物をアサインします。
ロケ地がビデオグラファーの活動拠点エリアであれば、ロケハン・撮影もスムーズですね。
映像制作の流れ5【ロケハン】
ロケハンに当日のカメラマンがいない場合は、スマホで録画して共有すると◎
ドローン撮影の注意点
ロケ地の撮影許可を得る
肖像権・著作権に配慮する
予算やスケジュールの都合上、必ずロケハンができるとは限りません。その場合はロケ地が他の撮影で使われていないかYoutubeで検索したり、ロケ地に確認してみるのも良いでしょう。
映像制作の流れ6【キャスティング】
次にモデルのキャスティングを行います。事務所に所属しているモデルは事務所を通して、無所属の場合は本人と直接やりとりをします。
映像制作の流れ7【香盤表】
撮影当日は香盤表をもとに、撮影を進めていきます。間違いのないように、しっかりチェックしておきましょう。
映像制作の流れ8【PPM資料】
撮影前に行う全体ミーティングにおいて使用する、企画から撮影までの内容をまとめた資料がPPM(プリプロダクション)資料になります。
撮影前の最終チェック
映像制作の流れ9【撮影当日】
撮影当日のスタッフの役割の一例をご紹介します。
当日はスタッフだけでなく、クライアントやモデルが集まるため、撮影だけに集中できない場面があります。
各スタッフが自分の役割に集中できるように、役割を分担しましょう。
移動や休憩中はクライアントとコミュニケーションをとるチャンス!
撮影当日のディレクターの動きは?
当日のディレクター・アシスタントディレクターの動きの一例としてご紹介します。
集合場所へはディレクターが一番乗りすること!
撮影後の仕事は?
映像制作の流れ10【編集】
荒編集の段階でクライアントチェックをします。ロケ地やモデルへの確認も行います。
映像制作の流れ11【納品】
納品方法としては以下のような方法が挙げられます。クライアントの希望に合わせて納品しましょう。
以上が映像制作の流れになります。
映像制作の流れは、撮影の規模やスタッフの構成によって変わります。一例として参考までに!