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【デザイナーの定番】おすすめフォント24選【無料・有料】
2021/09/27
2023/07/26
デザイナーがよく使う定番のおすすめフォントをご紹介します。
おすすめ日本語フォント
ゴシック体
ヒラギノ角ゴシック
Mac・iOSのシステムフォントとしても採用されている、日常的に目にすることの多いフォントです。癖が少なく、10種類のウエイトが揃っているため、極小キャプションから特大見出しまで、汎用的に使用できます。
Noto Sans(源ノ角ゴシック)
GoogleとAdobeが世界中の言語をサポートすることを目標に共同開発したフォントです。Webフォントでは定番の日本語フォントで、Webデザイナーはゴシックフォントで迷ったらとりあえずこのフォントをあてる人が多い印象。ウエイトも6〜7種類と豊富です。少し丸みのある優しい印象。
游ゴシック
字面(大きさ)が小さめで、文字間にゆとりをもった設計のため、上品なイメージのフォントです。Mac・Windowsともに標準搭載されているため目にすることの多いフォントです。Webフォントとして使用する際はブラウザによって文字のかすれや文字下の余白の対応など注意が必要です。
A1ゴシック
モリサワが提供するオールドスタイルのゴシック体フォントです。僅かな角丸処理や「墨だまり」が、やわらかな印象と自然な温かみを感じさせます。
筑紫A丸ゴシック
女性向けの雑誌やパッケージで目にすることの多いフォントです。柔らかい曲線と丸みが特徴で、Webフォントとしても使えるので女性や子ども向けコンテンツで重宝されるフォントです。伝統的な雰囲気もあるため若い女性をターゲットにした和テイストのコンテンツでも見ることができます。
明朝体
ヒラギノ明朝
Mac・iOSに標準搭載されているフォントです。癖が少なく、明朝体の中では少し硬いイメージなので、堅実な印象を与える場面に適しています。
Noto Serif(源ノ明朝)
GoogleとAdobeが世界中の言語をサポートすることを目標に共同開発したフォントです。ウエイトも6〜7種類と豊富です。ふところ(字体の内側)が広く、おおらかで優しい印象の明朝体です。
游明朝体
Mac・Windowsともに標準搭載されているフォントです。「時代小説が組めるような明朝体」をキーワードに、単行本や文庫などで小説を組むことを目的に開発されたため、縦書きで長文を読ませる場面に適しています。
A1明朝
モリサワが提供するオールドスタイルの明朝体フォントです。特徴的な「墨だまり」を再現するなどし、やわらかな印象と自然な温かみを感じさせます。
はんなり明朝
築地体(明治時代からの書体)を参考に、やわらかくふんわりとした雰囲気のオールドスタイルのフォントです。 女性向けの広告やパッケージで目にすることが多く、Webフォントとしても利用できます。
うつくし明朝体
横書き向けにデザインされたオールドスタイルの明朝体フォントです。はんなり明朝よりも少し癖が強くゆったりと丸みのある設計で、モダンな雰囲気が特徴です。こちらも女性向けの広告やパッケージで目にすることの多いフォントです。
手書きフォント
ふい字
サインペンで書いたような手書き文字フォント。普通っぽさを意識して作られた手書き文字です。記号・漢字・絵文字など種類が豊富なので、使い勝手の良いフォントです。デザインのアクセントや一言コメントなどにポイント的に使用するのに適しています。
おすすめ欧文フォント
サンセリフ体
Roboto(ロボト)
AndroidやChromeのシステムフォントに採用されているフォントです。ベーシックなスタイルで豊富なウェイトとitalicパターンが用意されており、汎用性の高いフォントです。
Montserrat(モントセラト、モンセラート)
丸みのある、どっしりとしたタイプフェイスが特徴的なフォントです。豊富なウェイトとイタリック体が用意されており、見出しやデザインのアクセントとして使用するのに適しています。
Futura(フーツラ)
幾何学的に整ったタイプフェイスが特徴のフォントです。ウエイトを太くすればポップな印象に、細くすれば高級感が出るフォントです。フォルクスワーゲン、ルイ・ヴィトン、ドルチェ&ガッバーナなど海外企業がロゴに使用しています。
DIN(ディン)
ドイツの標識や高速道路で使われている、ドイツ工業規格のための書体です。機械的でクールな印象で、様々な媒体で目にすることの多いフォントです。メーカーによって様々なタイプのDIN系フォントが流通していますが「Din 1451 Alt」がおすすめ。
Quicksand(クイックサンド)
コロコロとした丸みが特徴の可愛らしいフォント。親しみやすい印象で、カジュアルなイメージに適しています。
セリフ体
Garamond(ギャラモン、ガラモン)
フランスの活字鋳造業者クロード・ギャラモンが制作した活字を元にして作られた書体です。丸みが強く、柔らかいイメージのセリフ書体です。メーカーによって様々なタイプのGaramond系フォントが流通していますが「Garamond Premier Pro」がおすすめ。
TimesNewRoman(タイムズニューロマン)
イギリスのタイムズ紙が新聞用書体として開発したセリフ書体です。シャープで誠実なイメージで、小さいサイズでも読みやすいよう設計されているため、本文での使用に向いています。
Didot(ディド)
フランスのファルマン・ディドによって制作された活字を元に作られた書体です。縦の太いラインと横の極細ラインがエレガントでモダンな雰囲気を演出します。Giorgio Armaniや、VOGUEなどハイブランドのロゴや女性誌で見ることができるフォントで、ロゴや見出しでの使用に適しています。
Bodoni(ボドニ)
イタリアの印刷工、ジャンバッティスタ・ボドニ によってデザインされたセリフ体書体です。Didotが女性的とすれば、Bodoniは男性的な力強さを感じさせます。Didotと同様に優雅ながらも芯が強く、モダンな雰囲気を演出します。ロゴや見出しでの使用に適しています。
Palatino(パラティノ)
ドイツのヘルマン・ツァップによってデザインされたセリフ書体です。優美な柔らかい曲線が特徴的で、イタリック体の流れも美しいフォントです。
Baskerville(バスカヴィル)
モダンで高級感を感じさせながらも、しっかりとした安定感のあるフォントです。見出しや本文など汎用的に使用することができます。
スクリプト体
Rollerscript
カジュアルなスクリプト書体です。デザインのアクセントやポイント的に使用するのに適しています。Webフォントとしても利用できるため汎用性の高いフォントです。
まとめ
今回紹介した歴史ある欧文フォントは有料のものもありますが、多くはメーカーやデザイナーによって改刻されたものをAdobe Fontsからインストールすることができます。
Adobe Fonts 無料プランは6,000、Creative Cloudプランは18,000以上のフォントから利用可能です。Adobe Fontsを活用していきましょう!